新刊紹介・書評

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7月4日第一回研究会 多久歴史資料館

15K02867 「九州地域の種痘伝播と地域医療の近代化に関する基礎的研究」
研究代表者(所属機関・部局・職・氏名)
             佐賀大学地域学歴史文化研究センター・特命教授・青木歳幸
 
           27年度第1回研究報告会開催要項

下記により科研費「九州地域の種痘伝播と地域医療の近代化に関する基礎的研究」
(略称:種痘伝来)27年度第1回研究報告会を開催しますので、ご参集ください。

               日程
7月4日(土) 13時~   多久市郷土資料館(現地集合)
               〒846-0031 佐賀県多久市多久町1975
                              電話 0952-75-3002
 13時15分~15時00分
                多久御館日記ほか種痘関係資料調査
 15時00分~ 「種痘伝来」第1回研究会(各自研究状況報告)
       ・青木歳幸「本研究の目標と課題について」
               ・青木歳幸「多久領の種痘」
               ・ミヒェル・ヴォルフガング「中津藩の種痘資料」
               ・大島明秀「熊本藩の医学資料の現状」
       ・海原亮「医師の医学修業について」
17時00分 終了

※連絡先 佐賀大学地域学歴史文化研究センター
              特命教授 青木歳幸 TEL/FAX 0952-28-8378
                          携帯 090-4015-8603

研究会終了後郷土資料館の見学しました。
Wolfgang Michel-Zaitsuさんの写真







Wolfgang Michel-Zaitsuさんは多久聖廟で青木 歳幸さんと一緒です

7月5日 ·
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Wolfgang Michel-Zaitsuさんの写真

新刊紹介・書評」への2件のフィードバック

  1. ◆『備前岡山の在村医中島家の歴史』(中島医家資料館・中島文書研究会編・思文閣出版、2015年11月21日、10000+税別、301頁)が出た。◆御当主の中島洋一氏の著した「中島家の歴史」のほか、松村紀明「地域医療研究の端緒としての中島家文文書」、木下浩「中島友玄と岡山県邑久郡における江戸末期から明治初期の種痘」、梶谷真司「事業者としての友玄ー製薬業からみた中島家の家業経営」、町泉寿郎「中島宗仙・友玄と一九世紀日本の漢蘭折衷医学」、清水信子「『胎産新書』諸本について」、鈴木則子「『回生鈎胞代臆』からみた中島友玄の産科医療」、平崎真右「地域社会における宗教者たち」、黒澤学「中島乴と明治期岡山の美笑流」などの論考と、史料解説、蔵書目録、中島家年表などからなる岡山邑久郡の在村医中島家の歴史を総合的に調査した研究報告書である。◆同家は300年前の大工職中島多四郎の子友三が一代限りの俗医(在村医)として医家となり、友三の子玄古の時代に専業医となった。18世紀後半、玄古の子宗仙の代には、京都で吉益南涯に古方を、長崎で西洋医学を学ぶようになった。宗仙の子友玄は、…京都にでて、吉益北州に古方を、小石元瑞に漢蘭折衷などを学び、幕末期には、内科・外科医の医業のほかに、鍼灸治療や売薬業でも手広く営業し、明治5年には種痘医としても活動した。◆まさに、庶民が医師と医薬による医療を望むようになった時期から在村医が創出されるようなるのだが、中島医家もまたその流れに沿っていた。西洋医学が浸透しはじめると在村の漢方医らも蘭方を取り入れるようになるのだが、中島家もまた漢蘭折衷医としての医療活動を展開するようになる。中島家の歴史から、江戸時代医学史が見えてくる。同家には大量の医薬書のほか、診療記録、配剤記録、医療器具も残されている。◆在村医としての中島家の活動が、医薬書や配剤記録などとともに研究がさらに進展することで、江戸時代の在村蘭学の潮流と地域医療の近代化、庶民の知的水準の高まり・文化的傾向もまた明らかになることになる。多くの人々の目に触れてほしい本であり、医学史・文化史研究に寄与することの多い本である。

  2. 新刊紹介『病と向き合う江戸時代』
    ◆岩下哲典さん(現在は東洋大学教授)から『病とむきあう江戸時代』(北樹出版、2017.9.15、2500円プラス税)と『津山藩』(現代書館、2017.10.10、1600円プラス税)を贈っていただいた。
    ◆岩下さんは、長野県塩尻市北小野出身の若手研究者、と思っていたらもう50歳を4つほど過ぎたという。岩下さんが学生の頃からの知り合い。北小野というところは支配が入り組んでいて面白い地域なのだが、それはまた別の機会に書くとして、岩下さんの健筆に驚くとともに多謝。
    ◆後者は時間があるときに詳しく紹介したい。前者は、外患・酒と肉食、うつと心中、出産、災害、テロについてのトピック的な本。
    ◆病に関する記述は「うつ」あたりだが、これもうつにかかった武士に対する休暇がどうあったかというもので、それはそれで面白いが、表題に惹かれた人にはやや違う感想をもたれるかもしれない。
    ◆酒と肉食に出てくる箕作阮甫の『西征紀行』については、藩医の出張旅行における酒・肉食の物語。『西征紀行』については、かねてから関心があったので、後日、これも佐賀藩の記述を詳しく紹介したいと思っている。まずは紹介と御礼まで。

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